アラゲコベニチャワンタケ属の仲間

チャワンタケ目・ピロネマ科・アラゲコベニチャワンタケ属

Scutellinia sp.

 4月下旬、アミガサタケやアクニオイタケなどのシーズンを過ぎて閑散期に突入した頃、斜面で湿った地面にポツンと単生していた。橙色で縁に微毛が密集している子実体から判断して、アラゲコベニチャワンタケの仲間で間違いないだろう。掘り返しても朽ち木は確認できないため、湿潤な地面に発生すると考えていいだろう。
 「アミガサタケ・チャワンタケ識別ガイド」を確認すると、p99のS.fujianensisが怪しい。発生時期が初夏~秋と外れているが、今週は夏のような暑さが続くと報道されていたので、発生していても問題はない気がする。ただ、この属はどれも似通っており、顕微鏡レベルで分析しないと種の同定は難しい。

各部位を観察する

01子実体

乾燥してしまって縮んでしまった
  • 無柄で、浅い碗状~お皿状。直径9mm。

02子実層面

  • 赤橙色。湿時粘性を持ち、タコの吸盤のようにくっつく。
  • 黒く縁どられて見えるが、顕微鏡で確認すると短い剛毛が密集していることが分かる。

03外面

  • 子実層面よりやや淡色。一度乾燥させると、土色~黄土色に変色する。
  • 褐色の短い剛毛を纏っているが、縁よりも疎である。

04断面

  • 白色。多くが水分でできおり、潰すと液体となって飛び出る。

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